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2012年12月25日 (火)

二見浦、鳥羽を観光、その後伊勢湾フェリーで伊良湖へ(2) - 二見浦にて(1)

 

  かなりの頻度で伊勢志摩を訪れていながら、どういう訳か古典的な観光地として有名な二見浦の夫婦岩だけは未訪問で、さすがに今回は意を決して二見浦(ふたみのうら)駅に降り立ちました。

観光地の盛衰は、時代ごとの人々の興味の推移や移動手段の多様化で、劇的に変化を遂げて来ましたが、特に古典的観光地と言われる地域は新しい付加価値を生み出さない限り、衰退は必定となります。

 

  東海地方に限りますと、愛知県の三河湾沿いの温泉街はすべからく衰退して、その地域での輸送を担っていた名鉄蒲郡線は廃止の危機にあります。

かっての蒲郡線は特急パノラマカーの走る花形路線でしたが、現在は見る影もありません。

 

  私が各地を旅行してみて印象的だったのは信州上田市の別所温泉の生き方でした。

当地の北向観音のベンチで土地の老人とお話をする機会がありましたが、昔の日本の温泉街が皆そうであったように、別所温泉もいわゆる芸者を上げて遊ぶ歓楽街として賑わったそうです。

この歓楽街としての温泉町からの脱皮が可能となったのは上田市との合併がきっかけでした。

上田市は別所温泉も含めて周辺の文化財の豊富さに目を付けて、塩田平から別所温泉にかけての一帯を「信州の鎌倉」として全国に売り出しました。

信州の鎌倉としたのは、鎌倉時代に北條氏の一族である北條義政が塩田庄に居を構えて北條氏滅亡までの三代57年間当地を治めたことに由来しています。

この老人は、階段を上って来る若い女性のグループを見て、昔は若い女性の来るような場所では無かった、上田市の観光政策は正解だったと述懐されていました。

 

  ただ、上田市のケースはかなり稀有であって、上田駅には新幹線が来ており、さらに別所温泉までの上田電鉄の存在、上田城、国宝安楽寺八角三重塔をはじめとする幾つもの塔や神社仏閣等の文化財の豊富さ、信州の他の観光地との連携が可能だった事等で、他の地域がこれを完全に倣うというのには無理があろうというものです。

それでも少なからず参考にはなると思います。

他にも尾道市の例とか熊本市の例とか、参考になるケースは全国にまだまだ多くあります。

 

  地元の話に戻ると、名鉄広見線の存廃も気になっています。

その事については、いずれ又書きたいと思っていますが、一言だけ言えば、一度廃止されてしまえばその時点で全て終ってしまうということです。

 

  二見浦(ふたみのうら)駅前の様子。

  駅名は「ふたみのうら」と呼称しますが、観光地名は「ふたみがうら」が一般的のようです。

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  駅から夫婦岩のある二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)までの行き方は至ってシンプルです。

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  駅前には、すぐに国道42号線との交差点があります。

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  交差点の向こう側には「夫婦岩表参道」とあります。

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  駅と国道42号線との距離はこんな感じ。

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  参道沿いにはお伊勢さんの名物のお店が幾つもあります。

  手前が御福餅本家。御福餅は元々は二見なんですね。

  赤福二見支店が向こうに見えます。

 

  二見浦は伊勢神宮とは密接な場所で、「古来、伊勢神宮に参拝する者は、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしであった(二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)のホームページより)」ということです。

  また、伊勢神宮でのお供えや清めに使う御塩を神宮「御塩浜」(二見浦から2kmぐらいの場所にある)で作られています。

  こちらのブログさんで、写真付きですので参考にして下さい。

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  朝日館別館。左隣りにコンクリート作りの本館があります。

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  参道はけっこう長いので裏手の海岸に出てみました。

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  北の方向。

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  南の方向。夫婦岩が小さく見えます。

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  再び参道に戻り、駅方向の北を振り返って。

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  夫婦岩の南の方は松並木の参道になっています。

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  松並木の前にある賓日館(ひんじつかん)。

  明治20年(1887年)に伊勢神宮への賓客の休憩や宿泊施設として建てられました。

  歴史的宿泊施設として国指定重要文化財。

  入館料は大人300円 小人(小、中、高)150円。

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  撮影 2012/12/20

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